インターネット利用者は日本ではまだ推定一〇〇万人で米国の一五分の一。
二十-三十歳代の男性が大半と見られるため、「食品の拡販にはつながらない」と否定的な見方もあった。
しかし、インターネット専用の商品も登場するなど、ネット上のヒット商品が生まれそうな兆候はある。
江崎グリコがネット専用商品として開発した女性向け健康食品「ライトミール」には二週間で二〇〇件の注文があった。
注文者の大半はイントラネットを導入している企業のOL。
夜食用の大量発注もあった。
九六年4月からはネット上でカロリー計算サービスを始めた。
一六〇〇品目の食品のカロリーがデータベース化してあり、摂取した食品と分量を入力すると摂取カロリーが計算できる。
「栄養士や学校での栄養学習用教材としての利用も見込んでいる」(経営企画室)という本格的なサービスだ。