ある田んぼの雑草を全部除くには、除草剤が1キロ必要だとする。
だけど、500グラムまけば、雑草の80%を除くことができて、残った20%の雑草の影響で、コメの収穫が減る分が5%だったと仮定する。
そういうことになると、農薬の使用量を2倍にしても、収穫は5%しか増えないことになってあまり効率が良いとはいえなくなる。
それなら、農薬は半分でいいということになるわけだ。
病気や虫の被害についても似たようなことがあてはまるから、農水省や各県の農業技術の研究期間で、そういう研究が進められているようだ。
「そんなことは昔からわかっていたことだろう」と言ってはいけない。
日本の食糧不足が完全に解消されたのは、そんなに古いことではない。