食べる「シーン」を提案 その2(残留農薬検査)

従来の製品CMが「ゆでて皿に盛り付ける」といった商品そのものの紹介だったのに対し、新CMはあえて「食べるシーン」の演出にとどめ、消費者のイメージに訴えることに狙いを絞った。

このネーミングと食べる場面提案が奏功し、初年度の売り上げは二〇億円と当初計画の二倍に達した。

「ちょっと
しゃれた食事にパスタ料理はよく似合うというイメージが定着できたLと同社食品マーケティング室の伊藤正明課長は手ごたえを感じる。

クリスマス、バレンタインデーなど特別な日の食卓を提案する続編の企画も検討したいという。

ハウス食品が九五年から展開し始めたカレーCMも食べるシーンを提案している。

プロゴルファーの尾崎直道、元サッカー選手の加藤久を起用し、「父、カレーを作る」「夏、カレー」などのキャッチ・コピーで、夏休み中で子供のいる家庭向けに「父親とつくるカレー」を提案した。

残留農薬検査