ガットのダソピング・コードやガット自体の紛争処理手続に訴えて,正々堂々と米国やECのダンピング調査の運用上の問題点を指摘し,事の是非を問うべきである。
すでに,北欧諸国や,香港,メキシコなどがこのような訴えをガットでおこしている。
日本が加われば,大きな勢力となることは間違いがない。
米国やECの貿易政策を正しい方向に向かわせ,ガット体制を再強化するために,いま,多数のガット加盟国が大きな期待を日本に寄せてきている。
少しでもこうした期待に応えられるような経済大国となることをめざすべきであると考える。