とりわけ、牛肉の流通機構等は1私は卸売市場審議会の委員をやっておりますが、それでもなおかつ理解できないような面がございます。
それほど複雑奇々怪々な世界がございます。
私はアメリカから文句をつけられたから、日本の流通機構を直すというような態度はいけないと思いますけれども、ただ、われわれがみてもどうにも納得がいかないような、無黙と思われるようなものが存在しているのは直していかなければならないと思います。
第四番目に、私どもがみておりますと、どうも消費者の間に二極分化が起こっている。
一つは、「安かろう、悪かろう」でもいいから、何でもいいから食べましょうみたいな人達です。
もう一つのほうは、いわゆる生活者といいますか、生産者の立場までさかのぼって、顔のみえる食料を手に入れましょうというような人たちが出てきているのではないか。