ある化粧品メーカーの調査によると、20代の男性でも20%ぐらいが、頭の毛が薄いことを気にしているという。
1987年頃から、中国の漢方成分による育毛剤「101」が空前のブームになり、これを買うためのツアーが随分と賑ったが、「ハゲを直したい」という悩みは、当事者にとって深刻だ。
毛根が失われてツルツルになった頭にも毛が生えてくる薬を発明したら、ノーベル賞を間違いなくもらえるそうだ。
水虫を完治させる薬も、やはりノーベル賞に値するといわれている。
世界中の医薬会社や研究者たちが、何十年、あるいは何百年も前から研究しているのだが、そう簡単にできるものではないようだ。
頭の毛が仮に全部抜けてしまったら、その人にとっては一大事だが、それでも、それが理由で死ぬことはない。