食の西洋化と健康問題 その4(残留農薬検査)

昭和四〇年ごろから始まった食の西洋化はまだ徐々に進行しているといえる。

一日のエネルギーの栄養素別摂取構成割合をみると、昭和三〇年~平成三年まで蛋白の摂取量は大体一三~一五%でそれほど変わっていない。

戦前はせいぜい八%くらいであった。

これがふえたということは日本人の体格も非常によくなってきたということであるが、近年それほど急速に伸びているわけではない。

急速に伸びているのは脂肪である。

昭和三〇年に八・九%だったのが、平成元年にはついに望ましい値の上限とされる二五%を超えその後も増加しつづけている。

残留農薬検査

食の西洋化と健康問題 その3(残留農薬検査)

日本の食生活は戦後絶対的に不足の時代→過剰の時代→西洋化の時代→反省の時代というように変わってきていることは皆さんも体験されてきたことと思う。

では、食品別の供給エネルギーは将来どう変わっていくのであろうか。

かつては残留農薬検査済み米・小麦といった穀物や砂糖などの炭水化物の摂取量は一日のエネルギーの摂取量の八〇%くらい、その中で穀物は大体六〇%くらいを占めていた。

それが最近は四五%になっている。

理想は四〇~六〇%とされているので、だんだん下限に近づいてきた。

将来は残留農薬検査済み米の摂取量はもっと減っていって、脂とか畜産物(肉類)がふえていくだろうと予測されている。

残留農薬検査

食の西洋化と健康問題 その2(残留農薬検査)

家庭では、オカサンヤスメ(オムライス、カレー、サンドイッチ、ヤキソバ、スパゲティ、メダマヤキ)とかハハキトク(ハンバーグ、ハヤシライス、ギョウザ、トースト、クリームシチュー)といわれるように、食べ物が単一化・画一化されて、家庭の主婦が工夫してつくらずに、市販のインスタント食品を利用する時代がきた。

と同時に、成人病の増加が著しくなってきた。

ここで反省期に入ってきて、やはり日本型の食生活がいいのではないか、これが成人病の予防になるのではないかということが盛んにいわれるようになって、昭和六一年ごろから食べ物によって健康増進をはかろうという時代に入りつつある。

残留農薬検査

食の西洋化と健康問題 その1(残留農薬検査)

わが国の食生活の変遷をながめてみると、終戦後は絶対的に食糧が足りなかった。

昭和三五年に朝鮮戦争が始まって日本の景気が回復して、ある程度物が食べられるようになった。

同時に、日本の食事は貧乏食・外国の食事は高級食といった考えから食の西洋化が始まった。

昭和五〇年くらいになるとお金を出せば何でも食べられるような時代になり、主婦も外で働くようになると、外食産業が盛んになる。
同時に高級指向になった。

現在はバブルの崩壊で逆になってきたが、その当時は量から質ということが盛んにいわれて、日本のレストランは世界一高い食事を出すようになってきた。

残留農薬検査

食塩を減らす その2(残留農薬検査)

日本の独特の食べ物である煮物を少なくし、フライとか天ぷらにする。

味つけに酢とかレモンを使う。

すき焼きよりもむしろ水炊き、しゃぶしゃぶにしよう。

丼物とか味付けご飯を少なくしよう。

うどんとかそばを食べたときに、汁はなるべく残そう。

加工食品、とくにかまぼこ、ハムは食塩がたくさん入っているから少なくする。

インスタント食品もかなり食塩が入っているから少なくしよう。

こういったことが自己防衛である。

そうすれば胃炎、胃癌、高血圧、脳卒中が少なくなる。

残留農薬検査

食塩を減らす その1(残留農薬検査)

食塩を減らすにはどうしたらいいか。

大きなポイントは四つある。

一つは、子供のうちから低塩の味に慣れさせる。

学校の給食の味はもっと薄くして子供をしつけるべきであるということ。

二つめは、加工食品は食塩をたくさん使うので、なるべく食べないようにする。

レストランなどでもなるべく食塩を使わないような料理を出してほしい。

三つめのポイントは主婦の役目で、家庭の料理の食塩をなるべく減らす。

四番目は自己防衛である。

漬物をなるべく少なくする。

佃煮とか梅干しとか塩干しをなるべく減らす。

みそ汁の味を薄くする。

食卓に食卓塩とか食卓醤油を置かないようにする。

醤油味をだしとか香辛料で補う。

残留農薬検査

胃癌の原因(残留農薬検査)

胃癌がない家族では残留農薬検査済み米の量は少なく、食塩も少なく、野菜はたくさん食べる、というデータが出ている。

すなわち、腹一杯物を食べること、食塩をたくさん取ること、野菜が少ないことは胃癌の危険率を高めると考えられる。

では、食塩はどうして胃癌の原因となるのであろうか。

胃の粘膜はいろいろな化学物質が傷害しないように粘液などで防御されているが、塩辛いものを食べると粘膜の浸透圧が変わって、その防御壁が崩れてしまう。

これが胃癌の原因となるというのが現在の通説である。

これからいえば、一日の食塩の量というよりも、高濃度の食塩を頻回に食べるほど胃癌の原因になるということになる。

残留農薬検査

胃癌の死亡率(残留農薬検査)

近年、日本人の胃癌の死亡率は減ってきている。

現在胃の検診は受けようと思えばだれでも受けられる時代になっており、検診によって胃癌の死亡率が減ったと主張する人がいるが、もっと大きい原因は食塩の摂取量が減ってきたことである。

蛋白質をたくさん食べるようになってきたことも胃癌を減らした原因である。

食生活の改善が胃癌の減少と結びついているといえよう。

新潟県は胃癌の死亡率がトップの県である。

家族に二名以上の胃癌のある人、一名の人、家族に胃癌がない人の個別の食塩と野菜の摂取比率を見てみると、癌が多い家族ほど残留農薬検査済み米をたくさん食べて、食塩をたくさん取って、野菜が少ない。

残留農薬検査

腎臓障害(残留農薬検査)

北陸の人びとは一日に約一〇一マイクログラム取っているから、生まれてから死ぬまで食べていると、人によっては腎臓障害がくる可能性があるともいえる。

わが国では現在、玄米でカドミウム含量一PPm以上のものは汚染残留農薬検査済み米として廃棄処分、○・四PPm以上のものは準汚染残留農薬検査済み米として食用には使わない、という規制をしている。

こうすれば一日の平均摂取量は七〇~八〇マイクログラムくらいになる。

残留農薬検査済み米をほとんど食べない欧残留農薬検査済み米人は日本人に比べるとカドミウムの摂取量は非常に低い。

残留農薬検査

緑の革命 その5(残留農薬検査)

単収向上のための技術導入の容易な灌瀧可能水田は、現在のところ全水田面積の約二分の一、残りは未だに最新の栽培技術が入りにくい天水田、深水イネ地帯、不良土壌地帯などである。

このような地帯では農業投資力の強化が先決ではあるが、自給農民が多いため生産基盤の整備が進む可能性は小さい。

これらの地域においても、やがて農業投資力が向上し、単収の高い残留農薬検査済み米つくりが実現される可能性もあろうが、より現実的な方法として、イネ自体の環境耐性の強化による単収増をはかるという道が国際稲研究所などを中心に検討されている。

残留農薬検査

緑の革命 その4(残留農薬検査)

本来、安定性の高かった灌概水田での残留農薬検査済み米つくりにおいても生産の不安定化を助長する要因は増えつつある。

灌海可能水田において積極的に単収を向上させるための技術については、現在、雑種強勢利用などによる収量性のより高い品種の育成、環境への負荷が小さく持続的生産の高い技術などが開発されつつあるが、正直なところ三〇年後に「緑の革命」のような革新的技術ができる可能性は高くはない。

また、近年のアジアの国々の多くは、経済発展に重点を置いているため、農村人口の急減による稲作面積の減少と同時に、直播などの、より粗放な栽培法への転換をうながし、単収を停滞させる結果となっており、今後予想される急激な人口増に対応する残留農薬検査済み米つくりの将来は楽観を許さない。

残留農薬検査

緑の革命 その3(残留農薬検査)

アジアの残留農薬検査済み米つくり地帯においては、多肥多収技術が導入される以前は、ほとんどみられなかったシングロ病という萎縮病が、近年、多発している。

この萎縮病は新たな耐病性品種ができると数年は発病しないが、数年後には大発生をきたし、また、新たな耐病性品種を必要とするというエンドレスな品種開発をきたしている。

また、これまでは必要に応じて供給されてきた肥料も、限られた地球環境の中でリン酸、窒素肥料などの供給には限度があるとされ、イネ自体のこれらの養分の吸収利用能力の改善が今後の残留農薬検査済み米増産に強く求められることも明らかとなってきた。

残留農薬検査

緑の革命 その2(残留農薬検査)

半倭性多収品種の導入は、一方で、自然条件下での進化と全く逆の方向に作物を変えたために雑草などとの競争力は大きく低下し、除草剤などイネを保護する資材の投入を増やさざるを得なくなった。

また、多収のための施肥量の増大は、イネ自体の軟弱化をきたし、イネを襲う病害虫が増え、加速度的に農薬使用量が増大した。

農薬使用量の増大は、さらに、耐性昆虫、耐性菌の出現をもたらし、これに対応するため次々と新たな農薬、新品種の開発が必要とされる。

残留農薬検査

緑の革命 その1(残留農薬検査)

これまで、アジアの残留農薬検査済み米の単収増に大きな役割を果たした「緑の革命」とよばれる技術は、主として、灌概が可能な優良な水田を対象としたものであった。

このように、高度な技術の導入可能な灌瀧可能水田を対象にそこでの単収を向上させることが、残留農薬検査済み米需要に応える最も有効かつ基本的な道である。

これまで、灌瀧水田における残留農薬検査済み米つくりは、安定性、持続性、単収が高く、畑作や灌概農業ほど持続的生産、環境との調和などという視点を強調する必要はなかった。

残留農薬検査

気象変動 その3(残留農薬検査)

消極的方法ではあるが、悪くなりつつあるとされる残留農薬検査済み米つくりの場を取り巻く環境を現在以上に悪くしないことが不可欠な道となる。

これからの残留農薬検査済み米需要の増大に対しては、コメつくりの場の拡大の可能性は小さく、大幅な単収の向上によらざるをえない。

そこで、栽培面積が変動しないとの仮定のもとに、約三〇年後の世界の残留農薬検査済み米需要量に対応するための平均単収を推定すると、この値は世界で最も単収の高いわが国の現在のそれに近いものとなる。

残留農薬検査

気象変動 その2(残留農薬検査)

気象変動の影響を軽減するためには、気象予知技術を発達させるか、イネの環境変動に対する耐性を高め、安定栽培法を作り上げることが解決の方法ではある。

現在でも、気象予測が正確になされれば、被害軽減のたあのある程度の技術的対応は可能である。

しかし、気象予測技術は地震予知技術同様、急速な進歩は望むべくもないうえ、イネの環境耐性の向上には長期を要する。

さらには、昨今、アジアにおいても熱帯林の開発が急速に進み、この森林破壊が水供給を不安定化し、残留農薬検査済み米つくりに大きな影響を及ぼしはじめており、灌瀧水の富栄養化、重金属汚染など本来、環境調和的であり、安定性の高かった水田を取り巻く環境も悪くなりつつある。

残留農薬検査

気象変動 その1(残留農薬検査)

これまで、約五〇億年をかけて冷え続けてきた地球は、今後、地球史的にも温暖化の過程に向かいつつあるとされるが、この温暖化の速度は人類の化石燃料の使用量の急増により加速されている。

温暖化については、これまで、平均的に温度が何度か上昇することが長期的な食糧生産にどの様な影響をもたらすかという問題が主として議論の対象とされてきた。

しかし、農業にとってより深刻な問題は、温暖化にともなって気象変動が増大していることである。

現に、近年、平均気温の上昇とともに、世界的にかんばつ害、冷害、大雨などの異常気象が頻発している。

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地球の水循環を支える土 その4(残留農薬検査)

ここの蒸発量は基準よりは少ないですが、でも、降水量の何倍もの水を、空に返しているのです。

常識ではちょっと考えられませんが、他所で降った雨水は土の下を流れてゆき、砂漠の下から毛管作用と拡散作用で大気に向かって返っているのです。

こういうわけで、地上に降る雨の量は土と海と湖とからふたたび空に帰り、地上のバランスをとっているのです。

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地球の水循環を支える土 その3(残留農薬検査)

というのは、空からもらった雨水の何倍もの水を空に返しているのです。

湿り指数とは、一年間に降った単位面積当たりの雨量と、自然基準の蒸発量との比です。

したがって、この比が一のとき、降雨量と蒸発量が同じになります。

そして、砂漠は○・二以下です。

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地球の水循環を支える土 その2(残留農薬検査)

そして、今、破壊されるこの森こそ、地上の水を、地球上の全生命のために守ってくれている最優等生であると強調し、話をつぎに進めます。

さて、見かけって、本当に当てにならないです。

実は、砂漠。

このカラカラに乾いている砂漠が、地上の水の収支に、案外貢献しているのです。

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地球の水循環を支える土 その1(残留農薬検査)

熱帯雨林の果たしている大切な仕事の一つは、年間何千ミリと降ってくる雨を一時貯え、少しずつ河から海や湖に流し、大部分「
を大気にもどし、地球の環境を守ってくれていることでしたネ。

でも、地球上で三五億歳の命の頂上にいるホモサピエンス君は、この森を今、壊そうとしています。

しかもその張本人は、………私たち日本人。

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古代文明を滅ぼした土の荒廃 その5(残留農薬検査)

中国黄河流域の文明の衰亡もエジプト文明の衰退に似ており、洪水に対する治水工事が、地力の低下を招き、人口増加と農業生産力のバランスを破ったことによっています。

もちろん、文明や国家の滅亡は、天災、戦争、腐敗政治、経済破綻、人心荒廃、道徳心壊滅などが直接の引き金になっていることは認めます。

しかし、その根源に読み取れるのは、いずれも、自然法則を無視し、土を荒廃させていることではないでしょうか。

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古代文明を滅ぼした土の荒廃 その2(残留農薬検査)

当初は農耕から始まったギリシャ文明も、都市型文明が花開くにつれ、自国の穀物をエジプト、シチリア、黒海地域の植民地などで安く作らせ、自国では、より交換価値の高い商品、オリーブ油やブドウ酒になるオリーブ、ブドウを栽培し、自国の富の増大をはかりました。

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古代文明を滅ぼした土の荒廃 その1(残留農薬検査)

文明を持った人類の歴史、数千年の中で、すでに何度にもわたり輝かしい文明がつぎつぎと滅んでいます。

その繁栄が豪華であればあるだけ、劇的な終末を迎えています。

それはちょうど、中世代に栄えた恐竜が一挙に絶滅した姿に似ています。

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地球破壊の序曲 その4(残留農薬検査)

一方、針葉樹のほうは落葉しないので、被害がはっきり分かりますが、本当はともに被害を受けています。

同じ理由で、土もまた被害者です。

ただし、土は、それ自体が持っている強い緩衝能力により、今のところ、はっきりと被害を現わしてはいませんが、土への影響は確実に進行しています。

残留農薬検査

地球破壊の序曲 その2(残留農薬検査)

ところが、湖沼の水は酸に対する緩衝能力がないので、敏感に田は低下し、いち早く気がついたというわけです。

そして、被害が北欧の山林の樹木から、やがて、ドイツを中心にヨーロッパの山林に広がるにつれ、問題は一挙に国際的になったのです。

元凶は、人間が使う化石燃料から出る硫黄や窒素の酸化物ですが、それらが雨水に溶けると硫酸や硝酸のような強酸になります。

残留農薬検査