農薬についての話を聞きました。
「消費者がバス一台で来て、ウチらの所に分宿して援農する、なんて話だった。農薬使うかどうかで向うとこっちの言い分が対立してケンカになりそうになりましたが、毎日の農作業を全部説明して、たまたま放任畑になっている所があったんで、それを見せて”こんな虫喰いの野菜を本当に買うのか”って聞いたら、皆黙ってしまったんです」
○○さんは、「場所や作物によっては(無農薬でも)できるかもしれない」という。
「だけど、何も分っていない(消費者の)人に、最初から”無農薬で”なんて言われることには腹が立つね」
当然のことだが、農薬が全く無害安全とは思っていない。
「とくに、農家は原液を扱うこともあるし、自分でまくんだから」。
しかし、「量や使い方をちゃんと守って、扱いを慎重にすれば、それほど心配しなくていい」と考えているから、これからもやめる気はない。