目先の米価を据え置いたらどうなるか。
目先の減反を固定したらどうなるか。
確かに一時しのぎにはなるかもしれないけれども、先々へいって、かなり大きなお荷物を抱えることになる。
どうもこのごろの農業政策なり何なりをみておりますと、ある一時期やっている人はこれぐらいの荷物を大事に抱えて、何もしないで次の人にそれを渡します。
次の人はそれに何か重い荷物を加えて、さらに後ろの人にぶん投げていくというようなやり方で、今までの農業政策をやってこられなかっただろうか。
このへんで、そういうものに対する反省が必要だと思います。
ただ、それにつきましても食料品の流通機構は非常に複雑でございます。
これは消費者のニーズにこたえるためにそうなっている面もありますけれども、やはり考えなければならない点がございます。