慢性毒性と急性毒性(残留農薬検査)

イッキ飲みの急性アルコール中毒と、依存症では、全く違った症状が現われるように、農薬の場合も、急性毒性とは違うタイプの毒性がある。

これが慢性毒性だ。

一回の摂取では、中毒を起こさないような少量の農薬であっても、毎日長期間にわたって継続的に摂取した場合に毒性症状をあらわすことを言う。

食品中の残留農薬が問題とされるのは、この慢性毒性による被害がおそれられるからだ。

慢性毒性試験の結果は、残留農薬の安全性を判断する際に、大いに参考にされる。

残留農薬検査