千葉、茨城の両県は、大消費地の首都圏に近いという立地条件を生かし、近郊農業では比較的優位であった。
しかし、最近は鮮度保持力のある流通資材が開発され、物流、輸送の近代化が著しく進み、北海道や九州の農産物と競合する場面もしばしばだという。
日本農業全体が近郊農業化している、という言葉もあるほどで、やはり厳しい産地間競争の中にある。
消費地に近いなど、多少の条件に恵まれているといっても、生産効率や品質の向上に努めていなければ、たちまち追い落とされてしまう。
競争に勝ち抜くための栽培技術の、重要な要素の一つとして、農薬が必要であるようだ。
残留農薬検査