渋谷さんは、「現状から言うと、農薬を使わない農業はできないと思います」と、まず結論を述べてくれた。
「作物というのは、本来野生のものです。
それを品種改良して、大量生産できるようにしてきたのが農業の歴史です。
野生に近い状態にしてやれば病気や虫がつきにくいということはありませんが、同一種を密生させることで、被害が出やすくなっているとは言えるでしょうね。
それから、植物の種類によっては、病気や虫に強く、放っておいても自然に育つ品種もあります。
そういうものなら、農薬を使わなくても、”栽培”は可能です。
残留農薬検査