酪農の政策目標 その2(残留農薬検査)

こうした認識を基に、農水省も牛乳の生産増加策、牛一頭当たりの生産量、牛乳の品質向上、衛生管理の向上などを政策目標に掲げている。

具体的には、2004年度の目標として、生産量九三三万トン、牛一頭当たりの乳量七九六〇キロ、乳蛋白質率三・三%、HACCP承認飲用牛乳工場の割合七割以上(二〇二〇年度)といった目標を掲げ、2001年の目標を、生産八八四万トン、一頭当たり七五八六キロ、乳蛋白質率三・二三%、HACCP工場比率六二・六%としていた。

さて、結果はどうだったか。

生産量は八二八万トン、一頭当たり七四七〇キロ、率三・二〇%、HACCP承認工場比率六三%であった。

いずれも2001年度の目標を下回り、厳しい結果である。

残留農薬検査