「味づくりの黒子」に徹する その1(残留農薬検査)

めん類に付属しているスープ、しゃぶしゃぶのたれ、フグ刺し用ポン酢など、各種調味料を主体に、一番食品(福岡県飯塚市、有吉正臣社長)の商品数は約七五〇〇種類に上る。

漁師が処分に困っていたカツオの頭や内臓から抽出したイノシン酸の開発で創業したが、現在は商品のほとんどが依頼された特注品だ。

国内大手のスープメーカーとして成長に弾みが付いている。

創業者の一人である有吉社長の関心は五九年の創業当時も今も変わらない。

おいしいと感じるための要素は何なのか、食と健康の深い結び付きを科学的に解明したい。

自社を「味づくりの黒子」と呼ぶ有吉社長は新しい食文化を生み出すための研究開発を事業の中心に据える。

残留農薬検査