日本などと違い「健康」の意識は全くなく、純粋に「リキュール」として受け止められている。
梅の故郷、中国には研究所を建設する予定で、現地では梅の栽培から梅酒製造まで手掛ける計画もある。
「梅が育つまで五-六年かかることを考えると、十年は戦う覚悟」(金銅社長)でいる。
肝心なのは梅の生産だ。
金銅社長は、梅農家、蝶矢、消費者を結んで「水道」にたとえる。
原料の梅の実がなければ「蛇口」をひねっても商品の梅酒を供給できない。
「梅農家には後継者を育て、梅の実を供給し続けてもらいたい。
その代わり、うちも買い取りの価格は一銭も引かない」。
梅を愛する確固たる信念が「チョーヤの梅酒」を生み育ててきた。