また、最恵国待遇からの免除の範囲を確定する交渉と自由化の範囲と程度を約束する約束表作成交渉は、農業交渉の遅れに影響された。
この新しい分野の交渉は、一挙に進展が見られる性質のものではない。
URサーヒス貿易の交渉123交渉が終わってもただちに再開が必要といわれている。
UR交渉ではなんらかの段階で切りをつけることができる、したがってサービス交渉がUR決着の障害になることはない、というのがガット事務局筋の非公式見解である。
サービス貿易一般協定の作成はUR交渉がなんとか決着することができればその最大の業績となるであろう。
しかし、この未知の分野で国際ルールを完成させることはきわめてむずかしいので、すべて先を見通した協定をつくることは不可能である。