ウルグアイ・ラウンド(UR)交渉の最大の特徴は、交渉範囲が大きく拡大されたことである。
とくにサービス、すなわち第三次産業への拡大は画期的なものであった。
その結果、「ガット=関税貿易一般協定」(GATT=GeneralAgreementonTariffsandTrade)と並立する「ガッツeサービス貿易一般協定」(GATS=GeneralAgreementonTradeinServices)」が作成された。
また、ガッツを完成させる作業と並行してサービス貿易の自由化程度を約束する最初の約束(initialcommitments)を結ぶ交渉が行なわれている。
サービスは大略次の12の分野に分類されている。
1ビジネス、2通信、3建設、4流通、5教育、6環境、7金融、8保健、9観光、10娯楽、11輸送、12その他。