(7)玄米と残留農薬 玄米は精製していないので、純白米と比較すると、農薬や放射性物質も多くふくまれているのではないかという疑問がある。
たしかに玄米の胚芽、コメ(残留農薬検査済み米を含む)ヌカ層など栄養が蓄えられている部分に、有害な物質も蓄えられているということはある。
しかし、玄米にはブイチン酸という成分があって、このブイチン酸が農薬中の有機水銀や鉛などの重金属、放射性物質などと結合し、これらを体外に排泄する働きをしている。
そこでこうしたものを、多少多く摂取したとしても、ブイチン酸の多い玄米を食べているほうが、精白米を食べるよりは、体内に蓄積される有害物質がはるかに少ないという結果が出ている。
残留農薬検査