レタスは、タネを播いてからニカ月半ぐらいで収穫時期を迎える。
クルクルとまるまった部分の葉が三〇から四〇枚、花のように開いた葉が一〇枚くらいになったときが適期である。
この健康野菜の代表ともいうべきレタス、一人前になるまでに、いったいどのくらいの農薬散布が行なわれているのだろうか。
レタス栽培の一般的な病害虫防除を見てみよう。
タネを播く時期は、梅雨入り前、六月上旬、収穫が8月下旬、「夏どり栽培」というケースの場合である。
使用する殺菌剤はボルドーなどである。
こうして、収穫までのあいだ、だいたい一週間に最低一回は何らかの殺菌剤を撒いている。
トータルで軽く一〇回を超えている。