審査基準 その1(残留農薬検査)

「安全性審査基準」は74項目にも及ぶものですが、基本的に「実質的同等性」の原則のもとにつくられている点が問題です。

栄養成分や有害成分について組換え作物が「宿主植物と有意差がないこと」としていますが、同等性を議論するのであればトリプトファン事件の教訓に学んで100ppmレベルまで調べるべきだという見解もあります。

また環境ホルモンのようにごく微量でも生物に影響を与える物質があることがわかってきているのです。

組換え作物においても新規の予想外の成分がつくられていないかどうかという点も含めて、より精密な分析がなされるべきです。

残留農薬検査