食料自給率が低下した原因 その4(残留農薬検査)

(3)油脂類の消費増(寄与率一六%)
油脂類の一人一年当たりの供給量は六・三キロから一四・八キロへと二・三倍になった。

このため大豆・菜種の輸入量は、一九五万トンから六七九万トンへと三・五倍に。

これがカロリー自給率を五ポイントほど下げることになった。

この三つを合わせると、カロリー自給率低下分三一ポイントのうちの六二%は、消費サイドで発生した原因によるものだ……というのが農水省の試算なのである。

この論理はいささか一方的すぎる。

残留農薬検査