内容をかいつまんで紹介しよう。
(1)コメの消費減(寄与率約三一%)
この間、食料需給表によるコメの一人一年当たりの供給量が一一一・七キロから六七二ニキロへと四割も減った。
品目別自給率一〇〇%のコメが、こんなに減ったことによるカロリー自給率低下は
九・六ポイント、つまり三一ポイントの約三一%、と計算できる。
(2)畜産物の消費増(寄与率約一五%)
肉類の一人一年当たりの供給量が、この間、九・ニキロから三〇・八キロへと三・三倍に、同じく牛乳・乳製品は三七・五キロから九三二ニキロへ二・五倍になった。
その一部は輸入で賄ったし、国産であっても輸入飼料に頼らざるをえなかった。
この間、飼料穀物の年間輸入量は五九七万トンから一六〇七万トンと二・七倍になった。
これらがカロリー自給率を四・六ポイントほど下げた。