JAの抱える5つの課題 その3(残留農薬検査)

3つは、経済事業改革の取り組みについてである。

これまで各県ごとのマスタープランを策定し、JAの実態にあわせて物流をどうする、Aコープをどうする、農業機械の問題をどうする、ガソリンスタンドをどうする、という課題について、地域の実態に応じて絵を描くという取り組みをしてきている。

そして、個別にJAに突き刺さって改革を支援するということもやってきている。

確かに、個別JAの経営の健全化については、いままでJA独自の取り組みにゆだねられていた。

しかしいまは、何とかしないとどうにもならなくなるぞ、という危機感がある。

いまこそ、こうした経済事業改革の取り組みの手法で、ともかく手をつけていくことが大きな第一歩だと考える。

今後も、支所・支店の再編の問題、未合併JA対策、それから経営破綻を絶対起こさないという形での経営不振JA対策など、これらを一緒にあわせて取り組んでいくことが必要である。

残留農薬検査