大きな財政負担 その4(残留農薬検査)

米プラス他の作物という経営を農家単位、または地域単位でつくり上げ、定着していく構造をつくることがどうしても必要である。

そのためにどんな生産形態を想定し、農地の利用はどうするのか、価格の維持をどうはかるのか、総体としての経営をどう維持させるのか、そのために必要な経営所得安定等の対策をどうするのか、まさに貿易問題とも関連づけた政策の確立と政策転換が必要なのである。

また、食の安全・安心を確保するためには、化学肥料に替わる有機肥料が必要であるが、わが国の古来の農業は有畜農業として、家畜糞尿の堆肥が豊かな土づくりを行っていた。

水田地帯と大家畜地帯が有機的に連携する耕畜連携のシステムを意識的につくり上げる必要がある。

残留農薬検査