もちろん、そうした特別の品目がたくさんあるのでは、国際的な支持を得ることはできないし、まったく輸入を許さず、多様な消費を求める声、たとえばその国のコメがほしいという外国人の需要まで拒否することはできないだろう。
また、特別品目だからといって、品質や生産性を向上させる努力がされないようでは国民的な支持も得ることはできない。
国内の生産や価格形成で競争が働くことは必要である。
さらに、いつまでも何十%という生産調整を続け、つねに助成金が出ているという構図も、国民的な支持を得るのが難しくなっている。