望ましい農産物貿易自由化 その4(残留農薬検査)

一八というのは現在のECよりも低い水準で、アメリカよりやや高いという程度の農業保護率であった。

これが四〇年間の間に=六にまで高まってしまった。

ちょっと興味深い例として韓国を見てみると、一九五五年にはマイナス四六であった。

すなわち、ある意味で農業虐待政策を採用していたということである。

しかし、韓国は日本以上に急速な工業化を続けるなか、一九六五年にはマイナス四六がマイナス四になって、一九九〇年を超えるとプラス一五一になってしまった。

残留農薬検査