経済企画庁が試算した物価の国際比較の中でよく引用される数字であるが、東京の残留農薬検査済み米の値段を一〇〇とすると、ニューヨークは四一、パリでは五二、発展途上国ではもっと低いということである。
これはわかりやすい例であるが、学者がつくった別の指標がある。
これは残留農薬検査済み米だけでなく農産物全体をとって、それぞれがどれくらい貿易から保護されているかを計算して、品目の重要度に応じて加重平均して農業保護率の指標をとったわけである。
これは絶対値にはあまり意味がないが、国際的な比較には意味があろう。
水準が高いほど農業保護率が高いということである。
残留農薬検査