さて、この小麦粉のランクのうち食用となるのは特等粉と1、2等粉ですが、学校給食用パンの原料になる小麦粉は1等粉に2等粉を混ぜたもので、これは価格が安いから使用するというのが文部省の説明です。
このように、等級の低い粉でつくられたパンほど農薬が残留している可能性が高いわけで、これが、学校給食用のパンから農薬が検出される原因ではないかと考えられます。
しかし、厚生省は「まったく問題がない数値。
ほかにも化学物質を含む食品はいくらでもあり、給食パンのわずかな殺虫剤を問題にされてもコメントのしようがない」と話しています。
子どもの健康など眼中にないかのような文部省、厚生省の姿勢は安全・安心を求める親の気持を逆なでするようなものではないでしょうか。