検査さえおこなわれない農薬 その3(残留農薬検査)

このように、輸入食品に残留、付着している可能性があっても、検査さえおこなわない農薬があることを示しています。
~96年度は幸いなことに3年連続の豊作です。

そして備蓄は、96年11月時点で政府基準の約2倍にあたる300万トンに達しています。

ところが、WTO協定による輸入米は95年度40万トンを皮切りに、毎年輸入量を増やし、2000年度にはわが国のコメの生産量の8%にあたる80万トンもの輸入をおこない、その後の輸入自由化に道を開こうとしています。
政府は、農民に減反を強要し、日本の農業の破壊を強行しながら、一方で農薬汚染の輸入米を増やしています。

この逆立ちした政治のあり方が大きく問われていることが、輸入米の検査結果からも浮き彫りになっているといえましょう。

残留農薬検査