農家と消費者の相互信頼が前提 その1

農家が安心して有機農業に励み、割高になる有機農産物を売るためには、消費者の理解が絶対に必要です。

消費者もまた、安全で安心できる有機農産物を手に入れるためには、少々の割高は受け入れ、有機農業を実践している農家の苦労を思いやることが大事です。

有機農産物の流通は、生産者と消費者のいわゆる「産消提携」による産直(産地直結)がどうしても多くなります。

小規模産直には輸送コストが高くなるなど問題もありますが、ともかく農家と消費者の相互信頼を前提にしないと有機農産物の取引はうまくいきません。

しかし最近、これまで一部の農家とそれに見合う少数の消費者との間で細々と成り立っていた有機農産物の流通にも、新たな状況が出てきています。

残留農薬検査