農民と消費者は、お互いの健康を守り食べものの安全を確保し、よい環境を守るという点で、共通の基盤があるのですから、相互理解をふくめて問題解決に近づきたいものです。
農家を責めるだけでは相互不信を招くだけで、農家と消費者の「強いられた対立」から抜け出ることが必要です。
農薬は、農業生産という小さな場面では、現状では必要な場合があります。
しかし社会全体にとっては危険でマイナスが大きいのです。
その意味で窒素酸化物規制と同じような考え方が農薬にも必要ではないでしょうか。
国民合意の上で、農薬の総量抑制という「社会目標」を国全体で掲げることを提案したいと思います。