93年12月、細川内閣は、コメの輸入自由化に反対するという公約や、国会での決議をふみにじり、米輸入自由化を認める決定をおこない、その後羽田内閣、村山内閣の手でコメ輸入自由化へむけてWTO協定が調印され、94年12月の国会で批准が強行されました。
その結果、95年度にミニマム・アクセス(最低輸入量)米として約40万トンが輸入されました。
輸出国はアメリカ、タイ、オーストラリア、中国、パキスタン、イタリア、ウルグアイです。
そのうち、オーストラリア米(18トン)、タイ米(4トン)、ウルグアイ米(ニトン)、アメリカ米(1トン)、計25トンが腐敗、変敗により食品衛生法第4条1号違反として取り扱われ、積み戻しまたは廃棄の措置がとられました。