輸入飼料の安全性 その2

食物連鎖を考えれば、人が肉や卵、牛乳や乳製品を食べることで農薬を摂取する危険があります。

飼料の場合、残留農薬基準といっても指導基準であり、罰則もありません。

検査結果がほとんど公表されていないことも問題です。

また96年には、アメリカのトウモロコシの不作と売り惜しみで価格が急騰し、日本の酪農業などが大きな影響を受けました。

こんな事態を避けるためにも、飼料用の稲をつくるなど、飼料自給率の向上が求められています。

コメの減反などもってのほかです。

いずれにせよ、食を輸入に頼る農業破壊は、家畜用の飼料の安全や安定供給でも、のっぴきならないところにきており、政府の政策の根本的な転換が迫られています。

残留農薬検査