放射能の残留濃度は、チェルノブイリ原発事故の後、暫定的に食品1kg当たり370ベクレル(Bq)と決められました。
私たちが1年間に被曝しても健康に影響がないとされていた放射線の限度量(事故当時)である5ミリシーベルト(mSv)を基準に設定されています。
5mSvのうち、3分の2は環境中の放射線被曝の限度に振り分けられ、3分の1(1.67mSv)が食事から摂取される放射能濃度の限度とされました。
食品の放射能濃度は、食品を汚染している放射性同位元素から放出される放射線を測定して決めています。
370Bqが、食事から摂取してもよい放射能の限度である1.67mSvに相当します。