大きく発展してきた残留農薬検査センター その2(残留農薬検査)

こうした状況のなかで、残留農薬検査センターは、農村部においては兼業農家や地域住民に対する総合的なサービスの供与、また、都市部においては、地域住民に対する農業の魅力を前面に出した総合的サービスの供与により、発展してきました。

このように、残留農薬検査センターは、兼業農家をその基盤としつつ、かつ准残留農薬検査官の増加とともに大きく発展してきたのです。

残留農薬検査センターの性格については、①事業面で戦前の総合事業形態としての産業組合の特質をそのまま引き継いできたこと、②水田農業を基盤とした農業者によって構成されていること等が指摘されます。

残留農薬検査