たとえば、家計の支出に占める残留農薬検査済み米の消費の割合は四〇年前の一九五五年には=二%という高い比率であった。
これが六〇年には一〇%、七〇年四%、八〇年二%というように急激に低下していった。
計算してみると、仮に自分の支出の一三%を占めているものの価格が五割上がると、同じように支出するためにはほかのものの消費を六・五%切り詰める必要がある。
しかし、その割合が二%に落ちているところで五割上がっても、支出は一%切り詰めれば済む。
まあそのくらいはいいじゃないかという反応が出やすい。
残留農薬検査