「鉄のカーテン」 その2(残留農薬検査)

軍事面でライバルではなくなったソ連の後には、経済で米国を凌駕する勢いにあるライバル日本を本気で叩く。

東西冷戦が過去の話となった以上、日本を遠慮なく叩けるチャンスが到来した。

そう考えていた。

ここで日本を弱体化できれば、米国は経済面でも世界で唯一の超大国になることができる。

こうして日本叩きが始まった。

これまで日本が「これだけは譲歩できない」と主張してきた聖域を、米国は容赦なく解体させ始めた。

日本側が聖域を守ろうと貝のように閉じこもろうと、グローバル化を利用すれば、解体できることを米国は熟知していた。

「鉄のカーテン」ですら崩壊させたのだから。

残留農薬検査