微生物の世界 その1(残留農薬検査)

一〇〇年近くも前、博物学者でニューヨーク動物学会の熱帯部門担当のウィリアム・ビープ博士は、ブラジルのジャングル(ベレム)で鳥類採集をしているとき、ふと毎日踏みつけている土にも何かおもしろいものがいるにちがいないと思い、土を一塊り袋に入れて持ち帰った。

帰りの船旅の間、調べると、アリ、シロアリ、甲虫、サソリ、さまざまのミミズ、トビムシがいる。

虫メガネでみると、さらに多くの動物がいて約○・四平方メートルの土から五〇〇種以上もの動物が採種できた。

残留農薬検査