生物効果のスクリーニングは経費がかかる(残留農薬検査)

一回に100点くらいの化合物について生物効果のスクリーニングをやります。

これを毎週の生産計画を作って増やしてやるわけです。

これだけの数を、常に同じ条件にしてやるのは、口で言うほど簡単なことではないんです」

○○研究所には、主な虫だけで常時20種類、一年間で延べ5百万匹以上の虫が飼われているという。

そのエサ代だけで年間70万円以上、エアコンや日照コントロールの光熱費などを含めれば、その10倍以上の経費がかかっているという。

毒性試験の説明の中で、さまざまな試験の一つひとつに、数多くの実験動物を用いていることを述べた。

虫の飼育に触れたついでに、虫の置かれる状況も紹介しておこう。

大阪市に、1988年に完成した○○化学の安全性研究所は、この種の施設としては国内最高の水準の設備で飼育されている。

残留農薬検査